先日、京都寺町お池下がる所にある鳩居堂に行って来ました。お店の前に立つとお香の香りが強く漂ってきました。店内に入ると高級な線香やお香などが並べられていました。
香道に使う道具がいろいろあり、輸入された高価な香が売られていました。香道とは、色々な香をたいたり、香を組み合わせてたいたりして、匂いを聞き、(香を嗅ぐとは言わないで聞くと言います。)お香の名前を当てる優雅な遊びです。室町末期頃から始まったようです。平安時代にはお香をたいて、衣類にお香をたきこめてそれを着ていたようです。当時は陰陽道が盛んで宮廷や公家の日常がいろいろな物忌や方向のことについて良し悪しが言われていたため、風呂に入ることができないことが多かったと思われます。そのため体臭を消すためにお香がたかれたり、お香を着物にたきこめたりしていたようです。陰陽道といえば安倍晴明が有名です。堀川通り今出川を下がった所に清明神社があります。その場所が千利休の屋敷があったところで、利休が秀吉の命令で切腹した所です。
お香と言えば聖書の中にも色々な香料のことが記されています。ナルドの香油や乳香、没薬などが出てきます。主イエスの誕生したころ、東から来た賢者たちが御子に「黄金、乳香、没薬」をささげたことが有名です。
パウロは、「私たちは、救われる人々の中でも、滅びる人々の中でも、神の前にかぐわしいキリストのかおりなのです。」(2コリント2:15)と述べています。イエス・キリストにあるキリスト者はかぐわしいキリストの香りとされているのです。キリストを知る前は罪の奴隷として悪臭を放っていたものでした。そのような私たちを主イエスは救ってくだり、かぐわしい香りをはなつ者とされたのです。あなたもキリストにあってかぐわしい香りをはなつ者になりませんか。主イエス・キリストは「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。」とあなたを招いておられます。罪の中にあって、つぶやき、不平、批判、さまざまな悪臭を放つ生活からイエス・キリストにあって救われ、喜びと平安と恵みに満ちた生活、重荷から解放された生活、キリストの香りを豊かに放つ者とされませんか。是非、イエス・キリストに出会ってください。
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