2月、春の季語に思う。

投稿日時 2013-02-01 00:00:00 | カテゴリ: メッセージ

  早いですね。新年を迎えたと思っていたら早くも二月になってしまいました。私は北海道で生まれ育ちましたから二月は最も寒い時期です。俳句の季語では二月立春から五月の立夏の前日までは春になります。前任地のオホーツク海の紋別で流氷がこの時期に押し寄せて海一面が流氷でおおわれてしまいます。海から吹いてくる風は冷たく体感温度は風速一メートルあたり一度下がります。気温がマイナス二十度以下になり、二月いっぱい寒い日が続き、吹雪になると一晩で玄関の前に大きな吹き溜まりができ、除雪が大変でした。それに比べて歳時記では立春から春なのですから、そのギャップに驚いています。

 春の季語に絵踏みがあります。徳川時代、寛永六年(一六二八年)から安政五年(一八五八年)までキリスト教を禁じ、信者でないことを証しするために使われた銅板の聖像を踏ませました。この事がが春に行われることが多かったので春の季語になったそうです。
 高浜虚子の句に、「絵踏みして生き残りたる女かな」という句があります。このような時代に生まれなかったことを良かったと思うべきか、どうか考えてしまいます。太平洋戦争中もキリスト者は迫害にあいました。天皇とキリストはどちらが偉いかと聞かれたそうです。多くの牧師や信徒が牢に入れられ、暴行を受けたり虐待を受け殉教していきました。現在の私たちは信仰の自由が保障されています。そのため信仰を持つことへの真剣さが欠けてしまっているのではないかと自分の信仰姿勢を反省させられています。
 私たちの生きる者としての人間関係に問題が起きたりして悩んだり、苦しんだりしている人が多いと思います。またいろいろな事で悩んだり、苦しんだりしていることと思います。そのような人々を主イエスは招いておられます。「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイ11章28節〜30節) この招きに応じてみませんか。イエス・キリストにある平安と安息を得てみませんか。あなたのお出でをお待ちしています。
 





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