教会前のサクラのつぼみが少しずつふくらんできました。
寒い冬の間は固く小さく、寒さをじっと耐えていたつぼみです。暖かくなるにつれて少しずつ膨らみ、3月の末には開花することでしょう。人に聞いた話ですが、サクラが開花するためには寒い時期が必要であると。ですから切り取った桜の枝を早く咲かすためには一時冷蔵庫に入れて寒い中に置かなければならないとのことです。
このことは私たちの人生においても学ぶべきことです。
私たちの人生において様々な悩みや苦しみに出会うことがあります。仕事上でも、人間関係においても、悩んだり、苦しんだり、眠れぬ夜を過ごすことがあるでしょう。冷たい冬の中にあるような状態の中にあるのです。冷たい、寒い冬はやがて朝が来て光り輝く太陽が昇るのです。今どんなにつらく悲しくても、イエス・キリストを信じて耐えていきましょう。やがて夜は明け、寒い冬は去っていくのです。やがて、春を迎え花を豊かに咲かせる時を迎えるのです。
イエス・キリストはあなたを救い、支えるためにこの世に来られたのです。
マタイの福音書のはじめのところにイエスは「インマヌエル」と呼ばれるところがあります。インマヌエルとは、神は私たちと共におられると言う意味です(マタイ1章23節)。またマタイの最後の章に「見よ。私は世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」(マタイ28章20節)と約束されました。主イエスは信じる者といつも共にいてくださるのです。いつもあなたを慰め、励まし支え、強めてくださるのです。お遍路さんの杖や笠に「同行二人」と書かれています。弘法大師が共に居るということを意味しているそうです。私たちの人生には、イエス・キリストがいつも共にいてくださるのです。たとえ、死の床にも、いや死の向こう側にも共にいて支え、励まし、強め、私たちを理解し、私たちの涙をふいてくださるのです。
あなたもイエス・キリストを知るために聖書を共に学び、聖書の話を聞いて見ませんか。
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